鵞足炎を治すためには足底板をつける必要があるのか?

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マラソンやランニングが趣味でよく走っている、という方で、鵞足炎の症状で悩まされてはいませんか?

膝の痛みで炎症が起こった場合、走ることをしばらく休まなければなりません。

出来るだけ早く治して復帰したい、痛みがありながらも走ることを続けたい、という方は多いのではないでしょうか。

整形外科などで鵞足炎のときに足底板を勧められることがありますが、実際に足底板で鵞足炎は治るのでしょうか?

そもそも鵞足炎のときに足底板をつける必要はあるのでしょうか?

今回は鵞足炎と足底板の関係についてお話していきます。

つぐみさん
私も鵞足炎になった時足底板をすすめられました。確かに疑問ですね

 

何故、鵞足炎のときに足底板をつけることを勧められるのか

 

鵞足炎は筋肉の付着部である膝の内側で起こる炎症のことを言います。

足底板が勧められるのは鵞足炎の原因に由来します。

鵞足炎が起こるのは、膝が内側に入るような足の使い方が悪い、と言われている為、足底板を入れることで強制的に足の使い方を変えて治そうということです。

確かにX脚のような膝の位置が内向きになっていることや、足首自体が内側に倒れるようになってしまっている状態というのは、鵞足炎になるリスクが非常に高くなります。

ですが足底板をいれるだけで本当に鵞足炎は治るのでしょうか?

一番ここに疑問を感じます。

実際に私が見ている患者さんは、足底板を付けていなくても改善した事例は沢山あります。

注意

足底板はとてもいいものです。しかし、正しい知識がなく、それだけあれば全て解決できるものではない事をよく覚えておいてください。

 

鵞足炎の起こる原因について

 

鵞足炎は膝の内側の痛みですが、骨や関節を痛めているわけではありません。

骨盤から膝の内側にかけて3つの筋肉がついており、これらが骨に付着している部分がガチョウの足に似ていることから「鵞足」と呼ばれます。

そして付着部である鵞足には滑液包(かつえきほう)という、関節のすべりを良くしたり、骨と筋肉の腱が擦れるのを軽減させる潤滑油のようなものがあります。

背中で言うと椎間板(ついかんばん)と同じ役割が膝にあります。

この3つの筋肉が膝の過剰な曲げ伸ばしや膝に負担がかかり続けることで緊張して硬く伸びにくい状態になってしまうと、靭帯や鵞足部の摩擦が強く起こり、炎症が起こります。

その炎症を起こす原因というのが、歩き方や立ち方というような体の使い方によるものなのです。

  • X脚のように膝の位置が股関節と足首の関節よりも内側に入っている
  • 回内足のように後ろから見て踵が内側に倒れている
  • 浮き指がある
  • 偏平足、開張足である

このような状態である場合、立ち方、歩き方、走り方というからだの使い方が悪く、鵞足炎になったと考えられます。

鵞足に付く筋肉には膝を安定させる働きがあります。

運動以外でもただ立つとき、歩くときに膝や足首が中に入るような使い方をしていると鵞足炎になるリスクが高くなり、浮き指や偏平足などである場合足の形がだんだん崩れていき、X脚や回内足のような状態になってしまいます。

また、下の写真の様に足よりも膝の方が内側に入ってしまう事で鵞足に炎症を起こすしてします、鵞足炎になってしまいます。

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足の形が変わってくると、関節自体の動きが悪くなります。

そうなると、足の形は自然に元に戻ったりはしないため自分で気をつけているつもりでもだんだん変わっていってしまいます。

鵞足炎のとき、足底板をつけることのメリットとデメリット

さいとう
足底板にもメリットとデメリットがあるのでしっかりと確認をしておきたいですね

メリット

  • 痛みをかばいながら運動できる。
  • 無意識での歩き方や走り方が変わる。
  • 足底板をつけている状態での足の使い方は変わる。

デメリット

  • 足底板をしていない時の足の使い方は変わらない。
  • 意識的に変えていないため歩き方や走り方のフォームが変わるわけではない。
  • 足底板を使い続けなくてはいけない。

 

足底板をつけることでメリットとデメリットの両方が考えられます。

足底板をつけることは決して悪い事ではないので、使っている方はそのままでかまいません。

ただし足底板を付けたから鵞足炎が治る、と言う訳ではないのでそれだけは理解しておきましょう。

一時的に足の使い方が変わって負担のかかる場所が変わる、というのは治ったとは言えません。

鵞足炎を治すために足底板を必ずつけなくてはいけない、ということではありません。

 

鵞足炎を治すためにどのようなことをすればいいのか

では鵞足炎を治すためには何が必要でどうすれば治せるのか。

まずはズレてしまっている足の関節や膝、股関節を正しい位置に戻します。

歩き方が悪くなると足首が硬くなり、足指が使えなくなって地面を蹴れなくなってしまいます。

足首周りの柔軟性を出すために足首のストレッチや、足指が動きやすくなるように足指のマッサージをすることも必要です。

その上で立ち方や歩き方を変えていき、膝が内側に入る癖を改善していく必要があります。

膝が内側に入ってしまう状態が一番鵞足に負担がかかるため、歩くときも意識的に変えていくことも必要です。

鵞足炎を治すためには普段の身体の使い方を変えることが最も必要になります。

私が実際にアドバイスをしている方法を動画でご紹介しています。

是非参考になさって下さい。

少し多いですが、一つずつ実践していく事で痛みがかなり軽減させる事ができます。

 

鵞足炎は自分で完全に治すことができる?

今までもお話した通り、鵞足炎を治すには立ち方歩き方走り方の改善が必要なため、自分でそれを完全に改善しようとしても難しいのです。

足の使い方や立ち方が合っているのか、正しいのかどうかというのは自分では判断がつきません。

関節の動きで悪くなっている部分に関しては、矯正して動きを戻していく必要があるのできちんと治療を受けることをおすすめします。

特に足底板を付けて痛みが改善してるならば、それは治ったわけではないので注意が必要です。

さいとう
鵞足炎はなんども再発をしやすく、そして治りにくい怪我です。単純に使いすぎという事もありますが、ほとんどの場合は過度な負荷が膝にかかり過ぎていることによって起こります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は鵞足炎のときに足底板を勧められるのはなぜなのか、必要なものなのかについてお話していきました。

足底板をつけて運動したりすることは、悪い事ではありません。

しかし根本的に鵞足炎を繰り返さないようにするためには、足底板だけではなく体の使い方、足の使い方から改善していかなければなりません。

鵞足炎は特に繰り返しやすい症状で、痛みが出ると歩くのすら痛みが強く出てしまいます。

運動を健康的に続けたい、歩いて出かけることを続けていきたい、と思うのであれば、痛みや違和感がでてきたらすぐにでも治療に専念する事をおすすめします。

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ABOUTこの記事をかいた人

膝や腰が悪かった祖母を治してあげたい一心で幼少より治療家を目指す。 18歳から修行を始め順調にキャリアを積むも23歳で父親の体調に異変が。 必死に治療を続けるも症状は改善せず、結果ステージ4のガンが発覚 見つかった時には余命1年。涙が止まらないくらい後悔 後悔を糧に、妻と子供の協力を得て休日もセミナーや勉強会で技術を身につける。 全国の方にYouTubeを使って健康情報を発信し本を執筆。 健康増進に役立つ為に情報を伝えている活動も実施。