歩くと股関節が痛い。改善事例から見る股関節の痛みの解決方法

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歩いていると股関節に痛みが走る、長距離歩くと痛みが出てきて歩けないほどに痛む、階段や坂道を歩くのが苦痛、そんな症状でお悩みではないですか?

女性で特に整形外科などで「臼蓋形成不全」と言われたことがある方には起こりやすいと言われる股関節痛ですが、この股関節の痛みは何故起こるのでしょう。

今回は股関節痛の改善事例を元に、痛みの発生原因や改善方法についてお話していきます。

 

何故異常がないのに股関節が痛くなるのか?

股関節が痛む原因は立ち方、歩き方が悪いということが一番です。

股関節の構造は、骨盤と太ももの骨「大腿骨(だいたいこつ)」の二つの骨から成っています。

その周りには様々な筋肉や靭帯が通っており、更に血管や神経も通っています。

正常な状態であれば、関節の動きになんの問題もなく動くはずですが、痛みがでる、ということはこの中の何かに問題が起こっているということです。

一番多いのが立ち方や歩き方といった足の使い方が悪く、股関節に捻じれが生じていることが原因となります。

わかりやすく言うと内股歩き、反り腰、X脚、O脚など、足の使い方の癖が強い人に股関節の痛みは出やすくなります。

実際、股関節痛で来られる患者さんの多くは内股、反り腰の癖が強くある方が多いのです。

股関節はもともと骨盤と大腿骨の骨頭部分が凹みに凸部分がはまり込んで構成されています。

股関節が内側に捻じれていくことで、骨盤と大腿骨の接地面の角度や面積が変わり、一定の場所に負担がかかり続けることになり痛みが起こります。

大腿骨と骨盤の間には関節軟骨があり、骨同士のぶつかりを防ぐ軟骨があります。

負担のかかる場所が局所的になってしまうと、この関節軟骨が傷ついたり薄くなったり潰れてしまうことで変形性股関節症を引き起こしてしまいます。

また変形はしていなくても、股関節が捻じれているために、その周囲についている筋肉が股関節が捻じれることで常に引っ張られたように伸びていたり、逆に縮こまって伸びなくなってしまったりすることでも、股関節に痛みが起こります。

股関節に痛みが出るということは、立っている時や歩いている時の体重のかけ方や足の使い方に問題があるということです。

 

臼蓋形成不全と診断されたけれども、必ず痛みが出るのか?

 

股関節が痛くて整形外科でレントゲンを撮られた際に、臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)と言われた、という方もいるのではないでしょうか。

ですが臼蓋形成不全が直接、股関節の痛みを引き起こしている原因である、と言う訳ではないのです。

その証拠に臼蓋形成不全でも痛みなく過ごしている方は多くいらっしゃいます。

確かに臼蓋形成不全であると股関節の痛みが出やすいということも事実ですが、臼蓋形成不全の人全員が股関節に痛みがあるわけではありません。

出典:はまな整形外科クリニック引用

特に女性に多くみられる臼蓋形成不全ですが、これは生まれた時の骨格、骨の形の話です。

自分の顔の形や鼻の形が変わるものではないように、臼蓋形成不全であることを変えることはできませんが、体の使い方を変えていくことは可能です。

股関節に痛みがある時に一番問題なのはその使い方ですので、

臼蓋形成不全であることはあくまで股関節が痛くなる要素のひとつ

として考えていただければ、と思います。

臼蓋形成不全で痛みがでやすい理由

本来では、大腿骨の骨頭部分が球状になっている部分とそれを覆う骨盤がカップ状になっており、それぞれがはまり込むようなかたちで股関節を形成してます。

臼蓋形成不全ではこのカップ状になっている部分が通常よりも浅くなっているのです。

股関節のハマりが浅くなると骨盤が前方に傾き、骨盤が前方に傾くということは腰が反りやすくなります。

 

 

腰が反ると体の重心の位置が変わり立ち方、歩き方が変わってしまいます。

臼蓋形成不全で股関節痛が出やすくなるのはこういった姿勢になりやすいので、痛みが出てしまう可能性が高くなる、という理由からです。

正しい歩き方はこちらをご覧下さい。

歩くと踵が痛い。本当にその歩き方正しいですか?

2018年6月28日

 

臼蓋形成不全は変形してしまうのか?

臼蓋形成不全で変形性股関節症に必ずなる、と言う訳ではありません。

ただし、先ほど述べた理由から股関節の痛みを引き起こしやすく、それを放置しているとだんだん癖が強く痛みをかばっていくため状態がさらに悪化することになり、変形性股関節症になってしまいます。

実際、当院に来られる方で、数年前から股関節に痛みがあり、強く痛みが出ていたけれどしばらく我慢していたら軽減してきた、という方が今になってまた股関節が痛くなり、以前のように痛みが引かない、痛みが強い、とお悩みで来られる方がいらっしゃいます。

この再び来る強い痛みは、以前の状態からさらに大きく一歩体の状態が悪くなったサインです。

整形外科に行くとレントゲンを撮ってもらえるので変形の判断は直ぐにできるかと思います。

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正直、変形がはじまってしまうと元の状態に戻す事はできません。

関節の隙間が狭くなっている、という場合も間隔を元の様に戻す、ということもできません。

変形は進行性ですので何も対処していないと、どんどん変形が進んでしまいます。

ですが足の使い方を改善すれば、変形が進行してしまうのを防げるのです。

100%全員が股関節に痛みを生じて、100%変形する、という訳ではないためあくまでリスク回避の話にはなります。

臼蓋形成不全の方は特に、違和感や痛みが出た際に立ち方・歩き方を見直すことを強くお勧めします。

ストレッチに関しては下記のサイトをご覧ください。

股関節の外側が痛い時にお勧めの3つのストレッチ

2017年9月10日

臼蓋形成不全でも痛みをなくすためには?

臼蓋形成不全でも股関節の痛みをなくすためには立ち方と歩き方を変えるしかありません。

実際に私が見た患者さんも使い方を変えることで改善しました。

臼蓋形成不全は病気ではないため、それ自体を治す方法がありません。

ですが臼蓋形成不全でも股関節が痛くならない足の使い方を癖づけることができれば、股関節の痛みは改善できますし、変形のリスクも減らすことができるのです。

臼蓋形成不全でも、足の使い方がうまくできるようになれば股関節の痛みは出ないようになります。

関節や骨格を取って付け替えることができるわけではないので、臼蓋形成不全があっても痛みが出ない体の使い方を体に覚えこませる必要があります。

これが臼蓋形成不全でも股関節の痛みがとれる方法です。

臼蓋形成不全だから痛みが出ても仕方がない、と諦めるのではなく、しっかり体を見直して治療していくことで、痛みは改善できるのです。

 

実際の改善した方の事例

40代女性でお仕事は事務関係の方で、ある日運動をしようとスクワットをしたときに股関節を痛めてしまった、という方が来られました。

それ以前から沢山歩いた後に股関節が痛む、ということはあったそうですが、スクワットをきっかけに数歩あるくだけでも痛い日も出てきたとのことでした。

2年ほど前に整形外科を受診し、臼蓋形成不全ですね、という話はされたそうですが、特に気を付け方などは言われなかったそうです。

検査をしていった結果、この方の股関節の痛みの原因も股関節の捻じれから起こっていました。

立っている時、歩いている時の右側の膝の位置がかなり内側に入ってしまっていて、その癖がある限り股関節の痛みは繰り返されるか悪化していくかのどちらかです。

特に、この方の場合は股関節が捻じれることで、お尻側にある筋肉が引き伸ばされた状態となり、歩いているとだんだん捻じれがきつくなっていくため、痛みが増してしまう、という状態でした。

結果的に歩き方の改善が一番重要になりますが、まず最初は立っている状態の正しい足の使い方、重心のかけ方を覚えていただくようにアドバイスしていきました。

お仕事で座られることもあるとのことで、座っている時にも膝の位置が足首よる内側に向かないように意識して注意していただきました。

立ち方が安定して膝が内側に捻じれないようになってくると、それと並行して股関節痛みの程度もだんだんと軽減していきました。

そして次は歩き方を見直していき、膝の捻じれがでないように踏みこみの練習をしていきました。

歩き方が内股になりやすく、かなり最初は違和感が強かったようでしたが、練習していくうちにご自身でも感覚がつかめるようになっていきました。

立ち方の改善にだいたい3~4回、3週間ほどの期間を要して、そこから歩き方を細かく変えていくのに1ヶ月~1ヶ月半ほどの期間が必要でした。

歩き方まできっちり治療していけたことで、治療前は5分歩くのもやっとくらいでしたが、一日買い物に出かけても股関節の痛みがでないくらいにまで改善できました。

施術の回数は全10回、期間にすると2ヶ月と少しくらいでした。

この方の場合も、股関節の痛みの原因は足の使い方が悪い、というところからきていました。

普段の座っている姿勢や歩き方で、指摘されて初めて自分の癖に気が付いた、とおっしゃっていたように、そういった無自覚の中で出来上がってしまった癖を改善していかなければならないのです。

先天性の股関節脱臼もあったためか右膝と右の股関節の痛みがありました。

初めての来院で丁寧な説明と診断をするなり、治療の開始となりました。

日常生活の支障をきたすほどになってしまいましたので、当初は本当に良くなるのか少し不安もありました。 

先生のきめ細やかな丁寧な施術のように回数を重ねるずにどんどん痛みがなくなりました。

途中で長時間歩いてしまって痛みがぶり返すこともありましたが熱心に施術をしているライダーおかげで、その痛みも乗り越えることができ、今では痛みを感じることなく生活しています。

歩き方やストレッチの仕方も教えていただきよかったです。

いろいろとお世話になりました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は股関節の痛みについてお話していきました。

臼蓋形成不全でも股関節の痛みは改善できます。

ただし立ち方、歩き方のように足の使い方を改善していくことが必須になります。

股関節の痛みに関しては特に、変形性股関節症のリスクが潜んでいる事をしっかり覚えておいてください。

何度も言いますが、変形してしまってからは元通りに戻すことができません。

そして変形が進んでしまっていたのであれば、元通りにするのではなく変形がさらに進行してしまうのを防ぐ必要はあります。

いずれにせよ痛みや違和感が出始めたころにきっちり治療していくことをお勧めします。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

膝や腰が悪かった祖母を治してあげたい一心で幼少より治療家を目指す。 18歳から修行を始め順調にキャリアを積むも23歳で父親の体調に異変が。 必死に治療を続けるも症状は改善せず、結果ステージ4のガンが発覚 見つかった時には余命1年。涙が止まらないくらい後悔 後悔を糧に、妻と子供の協力を得て休日もセミナーや勉強会で技術を身につける。 全国の方にYouTubeを使って健康情報を発信し本を執筆。 健康増進に役立つ為に情報を伝えている活動も実施。