すべり症にブロック注射を打って本当に改善する事ができるのか?

スポンサーリンク

まきさん
先生。腰に痛みがあって足が痺れがあるので病院に行って検査をしてもらうとすべり症って言われました。ブロック注射を言われたのですが、薬を体にいれるのって不安です。
さいとう
そうですね。確かに心配ですし不安ですよね。ブロック注射はメリットもあればデメリットもあります。合わせて説明をしていきます。

あなたも整形外科や病院での診断ですべり症であると言われた際、ブロック注射を勧められることが多いのではないでしょうか。

実際すべり症の方で、ブロック注射をしたことがある、という方も少なくないはずです。

ですが本当にブロック注射ですべり症は改善するのでしょうか?

他の方法はないのかについてお話していきます。

 

すべり症にブロック注射をなぜ打つのか?

そもそもすべり症の症状の出る原因からお話していきます。

すべり症というのは、腰にある5つの腰椎(ようつい)の骨の位置関係がずれていることをいいます。

基本的に下の骨に対して上にある腰椎が前方向にずれていきます。

腰椎の並びがずれてしまうことで、腰椎の後方にある脊髄神経に触れて障害することで、神経の炎症を引き起こして痛みやしびれが出てくることを言います。

この脊髄神経に炎症が起こった状態が痛みを発生させています。

ブロック注射では、この脊髄神経に起こっている炎症を押さえるための麻酔薬のようなものを、神経やその周辺に注射することで痛みを改善する、というものです。

いわば神経の伝達を遮断するものです。

そのため痛みやしびれの症状を緩和させるために、ブロック注射を打つことがあるのです。

炎症が関節に直接ある場合はブロック注射を打つ事によって大きな痛みを解消する為に行います。

個人差は多いですが、ブロック注射を打つ事で劇的に痛みが改善するのも確かです。

 

すべり症にブロック注射をする時の種類は?

すべり症でのブロック注射には4つの種類があります。

違いは注射を打つ場所の違いと症状によって打つ方法が変わります。

  • 仙骨硬膜外ブロック
  • 腰部硬膜外ブロック
  • 選択的神経外ブロック
  • 腰椎関節ブロック

と4つの種類があり、

仙骨硬膜外ブロック

下肢のしびれ、痛みに対して注射をします。

メリットとして、

局所に当たれば痛みが軽減し、少しでもずれれば全く効果がなくなります。

非常に難しい注射でもあります。

腰部硬膜外ブロック

これも上記同様に下肢のしびれ、痛みに対して注射をします。

メリットとして、

局所に当たれば痛みが軽減し、少しでもずれれば全く効果がなくなります。

非常に難しい注射でもあります。

選択的神経外ブロック

手術をする際にブロック注射をしてこの部分を手術をしてもいいのか?

というように選ぶ時に行います。

痛みを改善する為ではなく、手術の場所選びとして使います。

腰椎関節ブロック

上記と同じ効果ではありますが、腰の痛み、しびれに対して注射をします。

メリットとして、

局所に当たれば痛みが軽減し、少しでもずれれば全く効果がなくなります。

非常に難しい注射でもあります。

 

以上がブロック注射になります。

どれが最適なのかは注射をする医師の選択によります。

 

ブロック注射で痛みがなくなる人がいるけれどもなぜ?

ブロック注射の治療だけで痛みがスッとなくなる人もいることも事実です。

そういった方は、神経の炎症自体が痛みやしびれの原因であったと考えられます。

神経に触れて炎症が起こっている部分のみに問題があった、という場合はブロック注射を打って神経伝達をブロックすることで痛みが改善するのですが、すべり症の方全員がそれだけが原因であるということは言えないのです。

ですがブロック注射を打ってしばらくは痛くない状態になったが、再び痛みがきつく出始めた、前より痛くなった、という声もあるのが事実です。

これは神経の炎症を一時的に止めることができたが、痛みの本当の原因は違うところにあった、ということです。

実際、ブロック注射をしてもあまり変わらない、痛みが残る、悪化した、という人もいるのです。

スポンサーリンク

これは神経が障害されているから症状がでている、ということが問題なのではなく、すべり症になるまでに至った過程での体の使い方、姿勢の方に原因がある、という場合です。

すべり症でも症状が強く出る人と出ていない人がいるのは、そういった体の使い方、普段の姿勢に原因があるからなのです。

ブロック注射を打たずにすべり症を治す方法は?

ではブロック注射を打たずに、すべり症を治すにはどうすれば良いのか。

それは痛みが出ている本当の原因である体の使い方、姿勢を改善することで治ります。

すべり症に一度なってしまうと、ずれた骨の位置を元通りに戻すことは正直に言うとできません。

ですが、すべり症があるから痛くなる、と言う訳ではないため、すべり症であっても体が痛くならない姿勢に正していくことで痛みは改善します。

ブロック注射を打たなくても、すべり症の人で痛みが出ていない人がいるということは、そのようにきちんと今の体に合った、正しい体の使い方をしていると痛みも改善することができます、

つまりブロック注射をせずにすべり症を治すためには、姿勢の改善と体の使い方を治していくことが必要です。

これは自然にだんだんと治っていくものではないため、治療が必要となります。

正しい治し方は別の記事でお伝えをしていきます。

 

自分でストレッチや体操を行って本当に改善できる?

 

ではすべり症は自分でストレッチや体操を行なうと改善できるものなのでしょうか?

正直に全て自力での改善は難しいです。

なぜなら関節の動きや体を動かす方向などが正しいのかどうかが、自分では判断ができないからです。

すべり症は人によって動かしてもいい方向、ダメな方向、伸ばしてもいい場所、ダメな場所、などがそれぞれにあります。

全てのすべり症の人に効くストレッチ、体操というのは存在しません。

当院にも「すべり症に効くストレッチ」というのをお伝えしております。

しかし、100人いて100人とも全員が効果があるかと言われれば、効果があまり感じられない方もいらっしゃいます。

そのストレッチが自分にとって有効なのか、ということも理解しなければなりません。

姿勢の気を付け方や体の使い方がわからない状態で、ストレッチや体操をやってしまうと体にとって悪い体勢などの判断もできないため、効果が出にくいのも正直なところです。

すべり症の改善は姿勢や体の使い方を改善したうえで、効果的なストレッチや体操をだんだん取り入れていく、といった順番で治療していく必要があるのです。

自分でストレッチする場合の方法

上記で全ては難しいとお話をしました、軽減をさせることは可能です。

その際にストレッチや体操する注意点を明記します。

  • 痛みが、しびれを感じながらストレッチや体操はしない事
  • 行っている時は大丈夫でも、終わった後に痛みがある
  • 何日行っても全く効果を感じられない

上記3つの事があるならストレッチや体操は行わないでください。

効果に対しての注意点も明記します。

  1. 即効性を求めない。ストレッチをする前の痛みが10とすると1割程度改善しているなら効果があると判断する。
  2. 継続的に正しい方法で3日続けて痛みが10とすると1割程度改善しているなら効果があると判断する。

この2つを行ってストレッチの効果の有無を判断して下さい。

以上を注意しながらストレッチや体操を行って下さい。

その中でも私がおすすめしているストレッチと体操をお伝えします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はすべり症にブロック注射を打って本当に改善するのかどうかについてお話ししていきました。

ブロック注射をして、すべり症自体が治る、というものではありません。

ブロック注射を打って改善する人もいればそうでもない人がいるということは、痛みがでるのはすべり症になって神経を障害してしまったことだけが原因ではない、ということです。

そしてすべり症であっても痛みが出ない人もいるということは、すべり症であること自体が問題なのではない、ということです。

すべり症になった事実は変えることが出来ませんが、症状を改善することは可能です。

姿勢や体の使い方を今の状態から変えていく為の治療を行い、痛みの原因を改善していくことが重要です。

すべり症になったことでずっと痛みを我慢して、痛みと付き合わなければならない、と諦めないで下さい。

すべり症の痛みで悩まされている場合、是非一度ご相談ください。

スポンサーリンク

完全保存版33の症状に対応しストレッチ・体操大全

  症状別にまとめたストレッチ方法を無料でPDFにしてダウンロードできるようにしています。自分で検索して自分で考えてストレッチをするのはとても難しいと思います。是非症状別に行なっているストレッチ方法をご覧下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

膝や腰が悪かった祖母を治してあげたい一心で幼少より治療家を目指す。 18歳から修行を始め順調にキャリアを積むも23歳で父親の体調に異変が。 必死に治療を続けるも症状は改善せず、結果ステージ4のガンが発覚 見つかった時には余命1年。涙が止まらないくらい後悔 後悔を糧に、妻と子供の協力を得て休日もセミナーや勉強会で技術を身につける。 全国の方にYouTubeを使って健康情報を発信し本を執筆。 健康増進に役立つ為に情報を伝えている活動も実施。